» 2015 » 11月

今日は年に1度の全議員が参加する視察ということで、荒川区役所と千葉工業大学のスカイツリーキャンパスにお伺いしました。

荒川区は、物質的・経済的な豊かさだけではなく、住民のみなさんが心から幸せを実感できるようなあたたかい地域社会を築いていきたいという、西川区長の熱い想いから、「荒川区民総幸福度(GAH)」という指標を作成し、その向上を目指す取り組みを平成17年から進めています。

「公益財団法人荒川区自治総合研究所」という独自の研究所を設立し、学者さんだけでなく区の職員さんも出向する形で研究員となって、住民のみなさんの幸福度をどのように把握し、またどのように向上させていくのかについて日々研究を重ねているとのことで、様々なメディアで取り上げられ、国内外からも大きな注目を集めています。

そんな荒川区に、実は僕は正直なところ、大きなクエスチョンマークを抱いた状態で(それでいて大いに興味津々で)伺ってきました。‘幸せ’ なんて人それぞれだし、そう簡単に数値化(指標化)出来るものではないだろうし、行政の取り組みとして果たしてどうなのだろうか?そう思っていたからです。

区役所では、研究所の副所長さんにお話を伺うことが出来ました。
取り組みを始めてから8年が経っているけれど、まだまだ道半ば。「住民が幸せかどうかを把握した上で行政施策に生かしていく」ということの難しさを日々実感している、というようなトーンで始まった副所長さんのお話に、やっぱりそうだよなー、そりゃそうだよなー、などと思いながら耳を傾けていたのですが、終盤でガツンとやられました。

役所をあげて、町ぐるみで「幸福度」に本気で取り組んでみて、思いがけない部分で成果が出始めている。
役所の職員たちの中で「自分たちの仕事ひとつひとつが、住民のみなさんの‘幸せ’に直結しているんだ」という意識が強まり、仕事に対する姿勢・モチベーションが変わってきている。

まさに目からウロコ。
僕の頭の中で、一瞬でいろいろなことがつながりました。

何かにつけて、住民の方々の不満の矛先になってしまったり、一生懸命に仕事をしても誰かに直接「ありがとう」と言ってもらえないケースが多い役所の仕事。そんな仕事にたずさわる職員のみなさんが、いかにモチベーションを維持しながら、気持ちよく、それぞれの持てる力を存分に発揮しながら毎日の仕事に取り組めるかどうか。このこと一つで、町が良い方向に変わっていくスピードがまったく違ってくる、というのが、僕のかねてからの持論でして、いろんなところでいろんな方と同じ話をしてきました。

そんな僕のハートに、副所長の言葉は、まさにどストライクに刺さったのです。

「自分たちの仕事は、住民のみなさんの’幸せ’に直結している」という想いが職員さんたちに強まっていけば、当然ながら、「役所の職員のみなさんは、自分たちの‘幸せ’に想いを馳せながら日々仕事をしてくれている」という想いも、住民の中に広がっていくはず。

そうなったら、それはもう「相思相愛」。

人は誰しも完全ではないので、許し合い許され合うことが出来る関係、こそが大事だと僕はいつも思っています。
そしてそれにはやはり、何らかのかたちでの「愛」が必要だと。

そういった意味で、荒川区の「幸福度」への取り組みは、これからの御宿町にとっても、僕自身にとっても、とても大きなヒントになってくれそうです。本当に行って良かった。総務委員長として今回の視察を企画してくださった滝口一浩議員と、いろいろコーディネイトしてくださった議会事務局さん、そしてもちろん、荒川区役所のみなさんに感謝!!!!

 

ここまで書いてほぼ力尽きちゃったので尻切れトンボみたいになっちゃいますが、千葉工業大学さんのスカイツリーキャンパスも面白かったです!

最先端のロボット工学に直にふれるチャンスはそうそうありませんし、学生さんたちの日々の研究活動が、まさにダイレクトに未来につながっていくことを強く実感できるので、子どもたちを連れてまた行きたいなーと思いました。

今日はまず午前中、教育民生委員会の学校視察ということで、御宿中学校と御宿小学校にお邪魔させて頂きました。

一番印象に残ったのは、御宿小学校の校舎の老朽化についてです。
校舎が新しくなった御宿中学校のあとに、築40年にもなる御宿小学校に伺ったためその落差はとても大きく、全体的に薄汚れて、なんとなく暗い雰囲気が漂っているような気がして、少し気になりました。

こどもたちが毎日楽しく学校生活が送れるよう、せっかく先生方が日々努力してくださっている中、校舎がもう少し明るい雰囲気になれば、きっとその効果は倍増するのではと思います。

校舎を新築してに総とっかえする、というのもやり方のひとつ。
あるいは、愛着のある古い校舎をこまやかに手入れをしながら美しく大事に使い続ける、というスタイルも素晴らしいと思います。
いずれにしても予算がかかることですし、今すぐ簡単に実現できることではありませんが、まずは自分に何ができるのか、考えていきたいと思っています。

 

午後は、産業建設委員会の視察として、清掃センターと浄水場にお邪魔しました。
いずれも建設から30~40年経過し老朽化しつつある施設です。

特に清掃センターのごみ焼却施設は、年間数千万円かけて延命措置を施しながら使い続けている中、2市2町共同での広域ごみ処理施設の話がなかなかまとまらない、という苦境に立たされています。

なるべく早く、そしてなるべく良い形で、新しいごみ処理施設を建てることができるよう、僕も勉強しながら考えていきたいと思います。

今日は、議員協議会が開催されました。

主な議題は、広域ごみ処理施設について。

平成12年より検討が進められてきた広域ごみ処理施設(2市2町でシェアする大きなごみ処理施設)の計画ですが、ここへきていったん検討を中断し、2020年のオリンピック以降に改めて仕切りなおし、という方向性となった旨が、執行部より説明がありました。

当初80億円程度と見積もられていた建設コストが、震災の影響による部材の高騰などで140億円以上と大きく膨らんでしまったことが最も大きな要因となっており、ほかにも建設用地についての協議も難航しているようです。

すでに30年以上使い続けてきた御宿町の現行のごみ処理施設は、毎年4000万~5000万円程度の整備費がかかっているが、老朽化が進んできたため、今後さらなる延命措置を続けていくためには、3割増し、4割り増しの整備をかけていく必要があるとのこと。

どこにどんな施設を作るか。これは、2市2町(いすみ市・勝浦市・大多喜町・御宿町)で協議すべき案件の中で、もっとも大きなもののひとつ。時代の変遷とともに、バイオマスなど’燃やさない’ゴミ処理施設も出始めて来ている中で、先駆的な素晴らしい施設を作るべく、御宿町がリーダーとなって牽引できたらいいなと思っています。僕ももっともっと勉強しなくては!!